스포츠

カーリング女子、韓国に敗れる…英と3位決定戦

Shawn Chase 2018. 2. 24. 00:26

2018年02月23日 23時09分


カーリング女子準決勝、日本-韓国、第1エンド、ストーンを放つ藤沢五月(中央)(23日)=守谷遼平撮影

カーリング女子準決勝、日本-韓国、第1エンド、ストーンを放つ藤沢五月(中央)(23日)=守谷遼平撮影

平昌五輪第15日の23日、カーリング女子準決勝が行われ、日本代表(LS北見)は韓国に延長の末、7―8で敗れ、決勝進出はならなかった。

 24日午後8時5分からの3位決定戦で英国と銅メダルを懸けて戦う。

 第1エンド、日本は不利な先攻で、3失点を喫して追う展開に。第2エンド、日本はスキップの藤沢五月が好ショットを連発し、2点を返した。

 第3、第4エンドと1点ずつを取り合った後、第5エンドに日本は2点を失い、再び3点差とされた。

 第6エンド、日本は有利な後攻で1点にとどまり、第7エンドは両チーム無得点。第8エンドに1点を取られて三たび3点差とされた。

 しかし、第9エンド、有利な後攻で2点を取り、1点差に迫ると、先攻の第10エンド、相手スキップの最終投がミスとなり、1点をスチールし、延長に。

 しかし先攻の第11エンド、1点を許し、惜敗した。

 世界ランクは日本が6位で韓国は8位。1次リーグでは、日本が韓国に7―5で競り勝っていた。ただし、韓国は他の試合は全勝で同リーグを首位通過。日本は5勝4敗で4位通過だった。


カーリング女子準決勝、日本-韓国、第8エンド、指示を出す日本の吉田知那美(手前中央)。後方左は韓国の金恩貞(23日)=守谷遼平撮影

カーリング女子準決勝、日本-韓国、第8エンド、指示を出す日本の吉田知那美(手前中央)。後方左は韓国の金恩貞(23日)=守谷遼平撮影



【日本、韓国に敗れ3決へ】
女子準決勝でLS北見の日本は韓国に延長の末に7―8で敗れ、24日の3位決定戦に回った。男女を通じて初の表彰台を懸けて英国と対戦する。
1次リーグを5勝4敗の4位で突破した日本は同1位の韓国に対し、4―7の第9エンドに2点を挙げ、第10エンドに1点をスチールして追い付いたが、延長の第11エンドで力尽きた。25日の決勝は、準決勝で英国を10―5で下したスウェーデンと韓国の顔合わせ。
---
藤沢五月の話 悔しい。言葉にするとそのひと言。1エンド目に3点取られた後は開き直って、いいショットはあった。(第11エンドは)相当プレッシャーのかかるショットを相手が決めた。拍手しかない。次もメダルを懸けた試合。しっかり自分に自信を持って戦いたい。
---
本橋麻里の話 終始、韓国に押され気味だった。(置きにいく)ドローショットの成功率や置く位置も良くなく、さっちゃん(藤沢)にとって苦しい位置になったと思う。(英国戦は)常に前向きに、という言葉を忘れずに臨みたい。
---
【第11エンド】日本は先攻
韓国がラストショットで1点を挙げて勝負を決めた。日本はひたすらハウス手前にガードを置いて得点機会をうかがった。ナンバー1が日本、2番手が韓国で迎えた藤沢の第1投もガード。ハウスから近い所に置きたかったが、遠くなりストーンの通り道が残ってしまった。直後、韓国はこのガードをかいくぐって1番手を確保。藤沢も負けずに韓国ストーンを押して得点圏の石を奪ったが、韓国にラストショットを円心に送られた。 【第10エンド】日本は先攻
日本は1点をスチール。韓国のミスに助けられ、同点に追い付いた。延長戦へ。
韓国は終盤の6投目でミス。日本の石を2つはじくダブルテークアウトをしたものの、自らの石が残った。日本のスキップ藤沢はこの石の裏に置くナイスドロー。韓国のスキップはダブルテークを狙ったが、失敗し、自分の石を外すのがやっと。この後、藤沢はしっかりガードを置いた。韓国は最終ショットで日本の石をはじき、自らの石を残せば勝利。しかし、体重を乗せたショットは日本の石に薄く当たり、双方の石が円心から離れた。日本の石がわずかに円心に近く、1点をスチール。
【第9エンド】日本は後攻
日本が2点。日本はスキップ藤沢が最後に相手のストーンをはじき出し、目的に位置に進めるショットを決めて得点圏に2つの石を確保した。日本はドローの精度が悪く、苦しい戦いを強いられたが、藤沢の好ショットがチームを救った。1点差で第10エンドへ向かう。 【第8エンド】日本は先攻
韓国が1点。日本は先攻ながらスチールを狙って積極的な展開。しかし、ドローショットにミスが続き石をハウスにためられず、韓国の最終ショットまでにナンバー1を円心に確保するのがやっと。韓国のスキップは着実に日本のナンバー1を打ち出して1点を確保した。 【第7エンド】日本は先攻
終盤はテークアウトの応酬となりブランクエンド。日本は序盤から重圧を掛けて、後半の攻防で相手に1点を取らせるか、スチールすることを狙った。しかし、セカンド鈴木が第2投でストーンを通過させてしまった。思わず天を仰いだこのミスにより、相手に余裕を与えてしまった。目指す展開に持ち込めなかった。 【第6エンド】日本は後攻
日本が1点。ショットに精度を欠いて苦しい展開になった。藤沢の最終ショットを前にハウスには韓国の石がナンバー1を含め4つ。対する日本は2つ。藤沢は体重を乗せて強いショットを送り、ハウス手前の韓国の石にヒット。この石が韓国のナンバー1をずらす一方、日本の石を円心に近づけて1点を確保した。 【第5エンド】日本は先攻
韓国が2点。日本はスキップ藤沢が第1投でダブルテークアウトに成功。第2投でも2つの石をはじき出そうとしたが、1つしか出せなかった。直後に韓国スキップにストーンを入れられ2失点。日本は中盤以降に石をはじき出され、韓国にプレッシャーを掛けられなかった。 【第4エンド】日本は後攻
日本は1点止まり。中盤に韓国に石を2つ打ち出す「ダブルテークアウト」を決められるなど、攻めの形が作れない。逆に韓国の石をはじき出せずに、スキップ藤沢の最終ショットまでに韓国の石が3つ。藤沢はセンターに置いて1点を確保した。 【第3エンド】日本は先攻
後攻の韓国が1点のみ。韓国はサードのテークアウト成功率がここまで100%。日本は終盤にストーンをためられず、複数得点される流れだった。しかし、韓国スキップの最後のドローショットが短め。日本のストーンが2番手として残って1失点で済んだ。 【第2エンド】日本は後攻
日本が2点。3点をリードした韓国は日本の石を次々にはじき出しては自らの石をハウスに残すシンプルな作戦。サードを終えて日本のストーンはなくなり、韓国の石が3つ。不利な状況だったが、スキップ藤沢が2投ともナイスショット。ハウス内に置きにいくドローショットを韓国の石の内側につけ、2得点。 【第1エンド】日本は先攻
韓国が3点を奪うビッグエンドにした。序盤からストーンがたまる展開。韓国はサードから石をはじき出すテークアウトを4連続で決めた。対する日本もテークアウトしたが、スキップ藤沢の2投はいずれも2つはじき出したいところで、1つにとどまった。 【LS北見は韓国と準決勝】
男女を通じて日本勢初の4強入りを果たした女子のLS北見がメダルを懸けて準決勝に臨む。相手の韓国は1次リーグを8勝1敗の首位で通過した強敵だが、日本は7―5で勝ち、唯一の土をつけている。